相続人の調査方法

■相続人の調査とは
相続人の調査とは、相続が開始された際に、相続人が誰であるかを特定する調査のことをいいます。
こうした調査が必要となるのは、相続をする際遺産分割協議を行うことが原因です。
遺産の相続の仕方を話し合う遺産分割協議の終了後には、相続人が全員遺産分割協議書に署名捺印を行うことが必要です。
しかしながら、相続人が誰であるかを特定できなければ、遺産分割協議終了後に、遺産分割協議が無効となってしまうことがあり得ます。
そのため、特に相続人が複数存在する場合には、相続人が誰であるかをしっかりと特定することが重要なのです。

 

■相続人の調査方法
相続人の調査方法とは、以下のようなものになります。

 

①被相続人の死亡日が書かれている戸籍を取得する
②被相続人の出生が書かれている戸籍を取得する
③相続人を判断する

 

法定相続人として定められている、被相続人(亡くなった方)の父母、兄弟姉妹などを特定するためには、被相続人の親が筆頭者となっている戸籍までさかのぼることで、出生時から戸籍を捉える必要があります。
すなわち、まずは被相続人の亡くなられた日が記録されている戸籍を取得し、戸籍に書かれている内容を確認するとともにもっと古い戸籍があれば取りに行くか、郵送申請を行うことでそうした戸籍を順に取得し、戸籍をさかのぼっていくこととなります。

 

戸籍をすべて取得し、相続人が判断出来たら、被相続人について誰が相続人となるのかを示した相続関係図を作成することで、法務局に登記申請を出す際に戸籍の原本還付を受けることができるようになります。

 

相続人の調査については、実際に戸籍のある場所に足を運ぶこともあるため多くの時間や労力を要します。

相続人の調査についてお悩みの際は、フェアネス法律事務所までお気軽にご相談ください。

当事務所が提供する基礎知識

よく検索されるキーワード

弁護士紹介

昭和25年12月5日生まれ。慶應大学法学部を卒業。第二東京弁護士会に所属。弁護士として、30年以上のキャリアを持つベテランの弁護士です。


市民生活の法律問題全般や企業法務を幅広く扱っています。

また、社会問題への参画として日弁連裁判員本部委員を努めるなど、裁判員制度の推進・改善を目指す活動にも貢献。市民の皆様が裁判員として効率的に仕事ができるよう、有志で裁判員経験者との交流団体である裁判員経験者ネットワークを設立し、共同代表世話人として2ヶ月に一度、交流会を開催するなど、積極的な活動を続けています。


裁判員経験者ネットワーク https://saibanin-keiken.net/


弁護士 牧野 茂

所属団体
  • 第二東京弁護士会(17922)
  • 第二東京弁護士会裁判員センター
  • 日弁連刑事弁護センター幹事 
著書
  • 裁判員裁判のいま(成文堂)
  • 取調べの録画ビデオ~その撮り方と証拠化~(成文堂)
  • 「民事陪審は実現できる」(二弁フロンティア2020年1月2月論考)
  • 裁判員制度の10年(日本評論社)

事務所概要

名称 フェアネス法律事務所 弁護士 牧野 茂
所在地 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-1 日土地ビル10階
電話番号 / FAX番号 TEL:03-3500-5330 / FAX:03-3500-5331
対応時間 平日:9:00~18:00 ※時間外も対応しております(要予約)
定休日 土・日・祝日 ※対応しております(要予約)
アクセス

地下鉄銀座線虎ノ門駅下車(7番出口より徒歩1分)

丸ノ内線・日比谷線・千代田線 霞が関駅下車 A12出口より 徒歩3分

  • 牧野弁護士
  • 事務所外観