成年後見制度とは

認知症や知的障害、精神障害などを理由に判断能力が不十分となった方々は、ご自身で契約を結ぶことや財産を管理することが難しく、ご自身に不利益な契約を騙されて締結してしまったり、財産管理を誤ってしまったりして、不利益を被るおそれがあります。
「成年後見制度」は、判断能力が不十分な方々がこのような不利益を被らないように、法律面や生活面で保護・支援する制度です。

 

成年後見制度には、「法定後見制度」と「任意後見制度」の2種類があります。

 

■法定後見制度
法定後見制度は、判断能力が不十分になった場合に、裁判所に申し立てて、後見・保佐・補助を開始する制度です。
法定後見には「後見」「保佐」「補助」の3種類があり、本人の判断能力の程度に応じて制度を選べるようになっています。

それぞれ、成年後見人等が本人に代わって法律行為をしたり、本人が誤って締結した契約を取り消したりできる範囲が異なります。

 

■任意後見制度
任意後見制度は、将来、判断能力が低下した場合に備えて、誰に任意後見人を任せるのか、後見事務を委任するのはどの範囲にするのかを、ご本人が契約であらかじめ決めておく制度です。この契約を任意後見契約といいます。
任意後見契約は、公証人役場で公正証書を作成して締結する必要があります。

そして、判断能力が低下するなどして後見制度を利用する必要性が生じた場合に、家庭裁判所に申し立てをして任意後見を開始することになります。

 

フェアネス法律事務所は、東京都千代田区霞が関を中心に、東京23区や藤沢市などにおいて、皆さまからのご相談を承っております。
成年後見制度に関するあらゆる問題に対応しておりますので、お困りの際にはお気軽に当事務所までご相談ください。

豊富な知識と経験から、ご相談者様に最適な解決方法をご提案させていただきます。

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弁護士紹介

昭和25年12月5日生まれ。慶應大学法学部を卒業。第二東京弁護士会に所属。弁護士として、30年以上のキャリアを持つベテランの弁護士です。


市民生活の法律問題全般や企業法務を幅広く扱っています。

また、社会問題への参画として日弁連裁判員本部委員を努めるなど、裁判員制度の推進・改善を目指す活動にも貢献。市民の皆様が裁判員として効率的に仕事ができるよう、有志で裁判員経験者との交流団体である裁判員経験者ネットワークを設立し、共同代表世話人として2ヶ月に一度、交流会を開催するなど、積極的な活動を続けています。


裁判員経験者ネットワーク https://saibanin-keiken.net/


弁護士 牧野 茂

所属団体
  • 第二東京弁護士会(17922)
  • 第二東京弁護士会裁判員センター
  • 日弁連刑事弁護センター幹事 
著書
  • 裁判員裁判のいま(成文堂)
  • 取調べの録画ビデオ~その撮り方と証拠化~(成文堂)
  • 「民事陪審は実現できる」(二弁フロンティア2020年1月2月論考)
  • 裁判員制度の10年(日本評論社)

事務所概要

名称 フェアネス法律事務所 弁護士 牧野 茂
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