企業法務に関する基礎知識や事例
企業法務という言葉を耳にして、皆さんはどういったイメージをお持ちになるでしょうか。
「取締役会の決議事項や株主総会の想定問答集などをまとめているイメージがある。」
こうした具体的な業務に関してイメージされる方が多いのではないでしょうか。
企業法務について考える際には、その役割という側面から検討することが有効です。
企業法務は、その役割として3つのものがあります。
1つ目は、臨床法務とよばれる役割です。
臨床法務とは、企業が対応を迫られるような法的な問題について対処する企業法務の役割をさしています。
情報漏洩のような不祥事への対応、顧客のクレーム対応、取引先の倒産などが臨床法務に該当します。
2つ目は、予防法務と呼ばれる役割です。
予防法務とは、企業が法的な問題に直面することを避けるために、事前に予防する企業法務の役割をさしています。
契約書の作成や確認、内部監査、事例を用いたコンプライアンス教育の実施などが予防法務に該当します。
3つ目は、戦略法務とよばれる役割です。
戦略法務とは、企業の法的な枠組みを経営戦略に用いる企業法務の役割をさしています。
輸出入管理や、内部統制の報告書作成などが戦略法務に該当します。
このように、企業法務の業務は幅広く、近寄りがたいイメージがあるのも事実です。
民法はもちろん、会社法や商法などさまざまな法令知識が求められます。
弁護士は企業法務のサポートを承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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弁護士紹介
昭和25年12月5日生まれ。慶應大学法学部を卒業。第二東京弁護士会に所属。弁護士として、30年以上のキャリアを持つベテランの弁護士です。
市民生活の法律問題全般や企業法務を幅広く扱っています。
また、社会問題への参画として日弁連裁判員本部委員を努めるなど、裁判員制度の推進・改善を目指す活動にも貢献。市民の皆様が裁判員として効率的に仕事ができるよう、有志で裁判員経験者との交流団体である裁判員経験者ネットワークを設立し、共同代表世話人として2ヶ月に一度、交流会を開催するなど、積極的な活動を続けています。
裁判員経験者ネットワーク https://saibanin-keiken.net/
弁護士 牧野 茂
- 所属団体
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- 第二東京弁護士会(17922)
- 第二東京弁護士会裁判員センター
- 日弁連刑事弁護センター幹事
- 著書
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- 裁判員裁判のいま(成文堂)
- 取調べの録画ビデオ~その撮り方と証拠化~(成文堂)
- 「民事陪審は実現できる」(二弁フロンティア2020年1月2月論考)
- 裁判員制度の10年(日本評論社)
事務所概要
名称 | フェアネス法律事務所 弁護士 牧野 茂 |
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